人生で一番古い記憶

お題「人生で一番古い記憶」

 

 

私が人生で一番古い記憶は、4歳の頃のものです。

 

当時、私は幼稚園に通っており、ある日のお昼寝の時間に起きた出来事が、私の脳裏に刻まれた最初の記憶となりました。

 

お昼寝をしていると、突然私の頭上から何かが降ってきました。その物体は白い粉状のもので、私の顔や体に付着していました。当然、私は驚いて泣き出し、先生に助けを求めました。

 

先生は私を抱き上げ、粉を落としながら「大丈夫、大丈夫」となだめてくれました。その後、先生が私の服を替えてくれたことで、私は再び安心した表情を取り戻しました。

 

後になって、先生からその粉状のものはおもちゃの粉雪であることを知りました。幼稚園では、子どもたちが粉雪をかけ合って遊ぶのが定番の遊びだったのですが、私はその存在を知らなかったため、最初は怖くて泣いてしまったのでした。

 

この記憶は、私がまだ子どもであった頃の、純粋で素直な感情が残っている記憶です。幼稚園時代に起きた何気ない出来事でありながら、今でも鮮明に覚えています。

 

人生で最初に覚えた出来事であるため、この記憶は私にとって非常に特別なものとなっています。また、その記憶が私が大人になっても、新しい体験をする際に「大丈夫、大丈夫」と自分自身に言い聞かせる助けとなっているのかもしれません。